【目次】
ウェビナーとは
ウェビナーとは、オンライン上で行われるセミナーのことを指します。製品説明、何らかの専門的なトピックに関する講演、採用時の会社説明会など幅広い用途で浸透しているようです。ウェビナーの形式にはいくつかパターンがあります。
配信方式
(1)リアルタイム中継方式:
配信時間を限定し、セミナーの様子を中継します。この場合、リアルタイムな交信ができるためチャット機能を利用した双方向の質疑などが実施されることもあります。
(2)録画方式:
セミナーの様子を録画し、24時間いつでも視聴可能な状態で配信します。利点はなんといってもユーザーが好きなタイミングで視聴できることです。より多くの人に観てもらうことが目的の場合、こちらの方式が採用されやすいといえます。
配信内容
(1)シンプルな動画形式:
セミナーの話者が話す様子を映した、最もシンプルな動画形式です。話者の後ろにホワイトボードを配置し、図を書いて説明する場合などもあります(予備校の衛星授業のようなイメージです)。
(2)共有画面形式:
セミナーの進行に合わせて、説明スライドや操作画面などを表示する動画形式です。特に専門的なトピックを扱ったり、情報量の多いセミナーの場合に用いられる形式です。また製品の操作デモなどにも向いている形式です。
(3)ハイブリッド形式:
セミナーの話者と説明用の資料画面などが同時に表示されるような形式です。場合によってはさらに視聴者のコメントが表示されることもあります。
4つの利点
○時間や場所にとらわれずにセミナーができる
Web上で行うため、遠方に居住していたり多忙でなかなか時間のないユーザーにも視聴してもらうことができます。また実施する側としても会場の確保やセッティングの時間などが不要になるためコストが低く抑えられます。
○集客がラク
上記の理由により、参加ハードルが非常に低く集客がラクに行えます。新しくセミナーを施策として始める場合には、ウェビナーからスタートするのが効率的といえるかもしれません。
○大量・複雑な情報を効果的に伝達できる
Webサイト、ブログ、メールマガジンなど既存のオンラインマーケティング施策ではなかなか伝えることの難しい、情報量の多いコンテンツや高度で複雑な情報(自社のノウハウ紹介、自社製品の応用方法など)を伝えることができます。
○信頼を得やすい
ウェビナーでは話者の顔が見えたり、声を聞くことが出来るため聞き手に安心感・信頼感を与えることができます。ただし、声が小さい・話している内容が分かり辛いなどマイナスの印象を与えてしまうと逆に信頼を損ねてしまう可能性があるため注意が必要です。
それでは早速ウェビナーを実践している企業を紹介します。
ウェビナー実践企業9選
ソフトブレーン株式会社
ポイント
- 配信コンテンツ量がとにかく豊富
- 個人情報の入力の必要がなく、すぐに視聴できる
- オフラインセミナーの録画映像も配信
株式会社ブイキューブ ”見える”カレッジ
ポイント
- 時間帯指定、定員ありの限定セミナー
- テーマのバラエティが豊か
- スマフォとタブレットで閲覧するための専用アプリが用意されている
ビートラックス CEOオンラインセミナー
ポイント
- シリコンバレーから毎月CEOが自ら発信している
- Youtube上で公開している
- 内容が関連するコラム記事を紹介し、更なる興味喚起に繋げる
Google Learn with Google ウェビナー
ポイント
- Youtubeをプラットフォームに動画を配信している
- 初級、中級、上級に分かれており、自分のレベルに合った内容を選べる
株式会社大塚商会 オンラインITセミナー
ポイント
- モバイル、CAD、IT資産管理などテーマ別にセミナーを探せる
- 時間帯指定、定員ありの限定セミナー
- 「オンラインショールーム」では展示会などの様子についても動画で紹介
株式会社アシスト オンラインセミナー
ポイント
- 常時閲覧可能
- チャット機能でリアルタイムに講師へ質問ができる
- 製品デモ映像も同時に配信し、理解しやすいレイアウトとなっている
楽天市場 ネットショップ出店・開業オンラインセミナー
ポイント
- 同一の内容がほぼ24時間いつでも閲覧可能
- ユーザのレベルに合わせた内容を用意している
PwC Japan オンラインセミナー
ポイント
- 会計・税務などに関わる最新情報をプロフェッショナルが解説
- 期間限定で配信している(数ヶ月~1年間程度)
MathWorks オンデマンドWebセミナー
ポイント
- 自社製品の利用方法に関する技術情報を動画で配信している
- 技術者、研究者を対象とした高度な内容
まとめ
ここで紹介した他にも、amazonやmicrosoftなど、IT系の大手企業が取り組んでいる例が目立ちました。また、一般ユーザー向けとしてはネット証券系の投資に関するセミナー、新卒採用におけるオンラインでの会社説明会などが近年充実しているようです。うまく活用することが出来れば非常に強力で効率的なマーケティングツールにもなりえるウェビナー。ぜひ一度ご検討してみてください。
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