Webサイトからお問い合わせや資料請求をしてくれる見込み顧客を獲得するためには、基盤となるWebサイトの強化が欠かせません。
「強化」と一言でいっても、SEO、ユーザビリティ、デザイン、コンテンツなど様々な要素があります。
そこで今回は、Webサイトから見込み顧客を獲得するために押さえておきたい50個のベストプラクティスをまとめました!
※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。
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Webサイトからお問い合わせや資料請求をしてくれる見込み顧客を獲得するためには、基盤となるWebサイトの強化が欠かせません。
「強化」と一言でいっても、SEO、ユーザビリティ、デザイン、コンテンツなど様々な要素があります。
そこで今回は、Webサイトから見込み顧客を獲得するために押さえておきたい50個のベストプラクティスをまとめました!
※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。
【目次】
まずはじめに、自社が狙いたいターゲットユーザを明確にします。ここが曖昧だと、この後のサイト設計やコンテンツ作成がブレてしまい、かけた労力が無駄になってしまいます。
Webだけでは完結しないので、他部門や他チームと協力しながらターゲット像を明確にしましょう。
・コンテンツ企画の前に!Web担当者のためのペルソナデザインマニュアル
ターゲット像を明確にしたら、彼らが抱える課題やニーズを購買プロセスに沿って言語化します。営業・マーケティング施策を考える時に、ついつい「こんなことを伝えたい!」「こんな風に思ってもらいたい!」が先行しがちですが、あくまでも顧客視点から発想するようにしましょう。
2で洗い出した課題・ニーズに応えるコンテンツを購買プロセスごとに洗い出します。
従来の営業に売り込みを受ける文化から、Webを使って自ら探し出す文化に移行している現在、カタログ型Webサイトを卒業し、顧客の購買プロセスや意志決定を支援するWebサイトに進化する必要があります。
一般的に「SEO」というと、購入に近い段階のキーワード(ex.「ホームページ制作 価格」)や検索ボリュームが多いキーワード(ex.「ホームページ制作」)に注目しがちですが、当然、顧客はそれ以外のキーワードでも検索を行っています。
検索行動のほとんどは検索者の「知りたい」というニーズが具現化したもの。顧客がどんなことを「知りたい」と思うのか。そして、その時にどんなキーワードで検索するのか、の順で考えるようにしましょう。
4で洗い出したキーワードの中で自社サイトが上位表示されていないキーワードをチェックし、検索ボリューム・競合状況などの観点から対策の優先順位を決めていきます。
上位表示を狙うキーワードを意識しながら、Webサイト内の全ページそれぞれにユニークなタイトルを設定します。
検索結果画面での表示を考えるとタイトルの文字数は32文字以内が望ましいですが、ソーシャルメディアでの拡散を考える場合、多少長くても「読んでみよう!」と思われるタイトルであることが重要です。
記事タイトルのベストな文字数は? 8943記事のデータから探ってみた | Web担当者Forum
ページごとに、そのページを適確に表現する文章を用意し、meta descriptionに設定します。
検索結果画面に表示されることも多いので、ユーザがクリックしたくなる文章であることも心がけましょう。
ページの内容やカテゴリを表すキーワードを含んだURLを設定します。
検索エンジンがページを認識しやすくなるだけでなく、ユーザがページの内容を理解するためにも役立ちます。
・URL最適化5つのSEOポイント | Web担当者Forum
本の見出しと同様に、ページ内の見出しタグはユーザや検索エンジンがコンテンツ内のどこが主要なポイントなのかを理解するのを助けてくれます。
ユーザがサイト内を回遊しやすくするためにも、検索エンジンがサイト内のコンテンツを理解しやすくするためにも、適切にカテゴリ分けされた、深すぎない階層構造を意識しましょう。
XMLサイトマップ(sitemap.xml)は、検索エンジンにWebサイトにあるページを伝えるためのリストです。
通常のクロール処理では検出できない可能性のあるページを含む、全てのページを検索エンジンに伝えることができます。
image01.jpegやpic02.pngではなく、画像の内容を表現するファイル名(ex.「content_sample.jpeg」)を設定し、alt属性には画像の内容を簡潔に説明するテキストを設定しましょう。
検索エンジンのためにキーワードを不自然に登場させた文章ではなく、あくまでもユーザを意識した読みやすい文章を心がけましょう。
多くの人から支持されている権威のあるサイトや、自社サイトのテーマと関連のあるサイトからリンクを獲得することで検索エンジンからの評価が高まります。権威のあるサイトや関連性の高いサイトが好んでリンクしたくなるようなコンテンツ発信も意識しましょう。
ソーシャルメディアの隆盛に伴い、ソーシャルメディアで言及された数(いいね!数やツイート数、はてブ数など)が検索エンジンの評価に影響を及ぼすようになっています。「自然と言及してもらえる質の高いコンテンツを提供すること」が本質ですが、ソーシャルメディア上で言及してもらいやすいコンテンツ発信を考えることも忘れないようにしましょう。
ブログ記事やセミナー、お客様事例など、見込み顧客に役立つコンテンツを作成した場合は、自社のソーシャルメディアアカウントで告知するようにしましょう。
定期的に発行しているニュースレターがある場合は、漏れなく告知するようにしましょう。また、特定の顧客に関係のあるコンテンツであれば、営業担当者から私信メールで告知すると良いでしょう。
独自の調査や分析レポートなどのコンテンツを作成した場合は、プレスリリースを配信することでメディアへの掲載・サイトへの流入が期待できます。
いいね!やツイートなどのソーシャルボタンを設置することで、ユーザにコンテンツを拡散してもらうことができます。
14で触れた通り、ユーザの間でどれぐらい言及されているかどうかが、検索エンジンの評価に影響を及ぼすようになっています。
Webサイトに訪れたユーザにお問い合わせや資料請求、資料ダウンロードをしてもらうためには、見込み顧客に役立つコンテンツを提供する必要があります。
インバウンド型の営業を実現するための集客・見込み顧客獲得施策として、ブログは最も重要なもののひとつです。
潜在顧客・見込み顧客の疑問に答えるコンテンツ(ハウトゥや事例研究、業界動向)を発信することで、自社を見つけてもらい、見込み顧客を獲得しましょう。
・BtoB企業ブログで使えるコンテンツアイデア19個
・【完全版】企業ブログを立ち上げる時に押さえておきたい31個のポイント
Webサイトやブログに集客したユーザのリード情報を獲得するために、ノウハウ集やチェックリスト、事例集などをダウンロードコンテンツとして用意します。
・先進企業が注目!ホワイトペーパーを活用した新規リード獲得手法とは?
第三者の意見として、製品やサービスについて語ってもらえるお客様事例は、BtoBサイトに必要不可欠なコンテンツです。
「自社と同じような課題を解決した経験はあるか?」「実績のある、任せられる会社か?」といった見込み顧客の疑問・不安に応えるようにしましょう。
・BtoBサイトで使える事例掲載方法10パターン
・事例コンテンツを強化しよう!お客様インタビュー作成マニュアル
BtoBに購買現場では、提案依賴先や発注先をほぼ必ず複数社の中で比較検討した上で選定します。選ばれる理由や特徴、比較表などのコンテンツを通じて、自社の優位性を訴求し、見込み顧客の購買プロセスを支援しましょう。
ユーザはそのページを読むかどうかを3秒以内に決めると言われています。貴社を知らないユーザがWebサイトに訪れた時に、提供するサービス内容やそのページで説明している内容が直感的に伝わるかチェックしましょう。
自社が提供するサービスが誰に向けたものなのかを明記します。ユーザが「この製品・サービスはまさに自分に当てたものだ」と思うようなWebサイト・コンテンツを目指しましょう。
自社の提供する製品・サービスを利用することによって、顧客が得られる価値を伝えます。
グローバルナビやサイドナビの項目名にサービス名を使ってしまった場合、よほど有名なサービスでない限り、クリックしてもらえないでしょう。初めて訪れたユーザでもクリックした先がイメージできるような項目名を設定しましょう。
・【ABテスト事例】「ダウンロード資料」の名称変更でクリック率1.35倍
・【ABテスト事例】バナー内文言の変更で資料ダウロード数4倍
人間が一度に記憶できる要素の数は7±2(5~9)であると言われています。ナビゲーションの項目は適切な数に抑え、ユーザが選択を迷わないようにしましょう。
ユーザが現在どこにいるのかが理解しやすいようにパンくずリストを用意しましょう。
ユーザの79%はWebページを飛ばし読みしていると言われています。見出しや箇条書き、段落を活用して、飛ばし読みしても意味がわかるようなサイト、ページ構成にしましょう。
グローバルナビやサイドナビだけでなく、ページをスクロールした後のフッターエリアにもナビゲーションを用意することで、ユーザの回遊性が高まります。
検索エンジン向けのXMLサイトマップだけでなく、ユーザが目的のページにたどり着きやすくするためにサイト内の階層を整理したサイトマップページを用意します。
目的のページまで3クリック以上必要なサイト構成では、ユーザが目的のコンテンツにたどり着く前に離脱する可能性が高まります。
ユーザがサイト内で迷わないように、デザイン(ロゴやリンクの色)やナビゲーションに一貫性を持たせましょう。
100ページ以上あるようなWebサイトや、型番ベースで製品を探すような場合、サイト内検索を導入することをおすすめします。
ページを読んでもらった後は、関連するコンテンツを提示したり、お問い合わせや資料請求などのコンバージョンボタンを用意し、スムーズに次のページに誘導します。
例えば、ページ下部のコンバージョンボタンが「お問い合わせ」しかない場合、「資料請求」をしたいユーザや「見積もり依賴」をしたいユーザは躊躇してしまいます。
ユーザがニーズに合わせて、次のステップを選択できるように、複数の導線を提示しましょう。
「お問い合わせはこちら」「いますぐ資料請求」など、コンバージョンにつながるクリック(行動)を促すものはCall To Action(CTA)と呼ばれ、見込み顧客獲得の重要な要素です。
・【ABテスト事例】CTA(Call To Action)の改善でクリック率185%アップ
ページ上部・ページ下部・サイドカラムと目立つ所にコンバージョンボタンを置きましょう。
色やレイアウトに配慮し、コンバージョンボタンを目立たせましょう。
弊社の運営するサイトでは、ボタンの色をグレーからオレンジに変更したところフォームへの遷移率が1.84%から2.56%まで上がりました。
背景に同化して、クリックできると気づかれないアクションボタンにならないように気をつけましょう。
相談内容や人によってはフォーム内のお問い合わせ内容を記載するよりも、電話で直接説明したい場合もあります。会社概要ページに飛ばなくてもすぐにお問い合わせができるように、電話番号を明記しておきましょう。
漠然とした「資料請求はこちら」よりも、「社内SNS活用方法をまとめた資料をお送りします」とあった方が見込み顧客の興味を喚起できます。送付する資料やニュースレターの内容を事前に伝えるようにしましょう。
例えば、サポート情報ページでは「資料ダウンロード」よりも「お問い合わせ」が適切で、コラムページでは「見積依頼」よりも「ニュースレター登録」が適切です。
ページ内容とコンバージョンボタンの内容を合わせることで、よりスムーズに目的地まで誘導できます。
BtoCサイトほどEFO(Entry Form Optimizaton:エントリーフォーム最適化)が浸透していないBtoB企業のサイトでは、離脱率が90%を超えるフォームも少なくありません。
見込み顧客がスムーズにお問い合わせできるようにフォーム最適化を実施しましょう。
・これで完璧!EFO(エントリーフォーム最適化)でチェックしたい30個のポイント
ユーザの不安を軽減するためにフォームの上部で「これは何のためのフォームなのか」がわかるようにしましょう。
リード情報を入力してもらうために、送付する資料のイメージ画像や目次、内容の一部を提示しましょう。
見込み顧客が情報を入力する手間を軽減するために必須項目はなるべく少なくし、必須項目以外は表示しないようにしましょう。
見込み顧客が集中して情報を入力できるようにグローバルメニューやサイドメニューは表示しないようにしましょう。
「確認」「送信」ではなく、「入力内容を確認する」や「この内容で送信する」のようにボタンを押すと起きることがイメージできる文言にしましょう。
安心して情報を入力できるようにフォームが暗号化されていることが一目でわかる証明書シールを表示しましょう。
フォームの完了ページでは、「お問い合わせありがとうございました。」などのお礼のテキストだけでなく、お問い合わせ後の対応フローや万が一連絡が来なかった場合の連絡先を記載すると親切です。
また、ダウンロードコンテンツやソーシャルメディアアカウントを掲載するのも有効です。
ガイアックスではBtoBに特化したWeb制作をご提供しています。ベストプラクティス満載の見込み案件獲得のためのWebサイト制作・リニューアルについてお気軽にお問い合わせください。