デジタルマーケティングを支援する
ブログメディア「J&B Labo」を運営する株式会社ジャックアンドビーンズの相馬です。
企業のソーシャルメディア活用が進んでいます。 中でもTwitterは、もともと個人のつぶやきを共有するものでしたが、企業アカウントが増え、企業のWebマーケティング戦略の1つのツールとして定着しつつあります。
「でもTwitterってコンシューマー向けでBtoC企業にしか使い道がないでしょう？」と聞くことがありますが、そんなことはありません。 BtoB企業にとってもメリットのあるツールなのです。
※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。
【目次】
例えば新サービスの紹介時の活用。Twitter上でサービスのメリットをツイート（投稿）すれば、閲覧した人をそのサービスページに流入させることが期待できます。
また流行しているコンテンツマーケティングとの親和性が高く、記事の配信後にTwitterにツイートすれば、流入だけでなく他の閲覧者への拡散が見込めます。
BtoB企業の場合、ターゲットが限られるからこそ、貴重なユーザーとの接点となるのです。
本記事ではTwitterをさらに活用するための機能の1つである『Twitterカード』を取り上げます。特に多くの企業で導入されているCMS「Wordpress」での設定方法と、実際に使用して見えてきたメリットを紹介します。
Twitterカードとは「リンクを張ったツイートを、タイムライン上で目立つようにコントロール」するものです。Twitterのタイムラインで以下の赤枠で囲った画像のような表示がされているツイートを見たことはないでしょうか。
あらかじめWebサイトのページに設定することにより、Twitterでリンクが貼られた際に、自動的に表示が変更されるものです。ちなみに、設定されていないページの場合はリンクを貼っても以下のようになります。
明らかに前者の方が目立ちますし、興味を引きそうです。それではまず、その設定方法を説明します。
設定は大きく2ステップです。
《1》サイト側の設定：metaタグに必要な設定を行う
《2》Twitterカードの利用申請を行う
Twitterカードに対応させるには、ソースコードの修正が必要です。Wordpressには便利なプラグインがたくさんありますが、「細かい設定は後でいいからとにかくすぐに始めてみたい！」という方には「Twitter Cards Meta」がおすすめです。
WordPress管理画面のサイドバーで、プラグインを選択。
新規追加から「Twitter Cards Meta」をインストール。プラグインに項目が加わります。
Settingsで自分のユーザーネームを入力。
これで完了です。設置にかかる時間はたったの2分です。
もう少し他の機能もあるプラグインも使ってみたい方におすすめなのが「WordPressSEO by Yoast」。SEO向けのプラグインでもありながら、Twitterカード設定もできるすぐれものです。
WordPress管理画面のサイドバーで、プラグインを選択。
新規追加から「WordPressSEO by Yoast」をインストール。プラグインに項目が加わります。
Socialメニューの中にTwitterの欄がありますので、チェックボックスにチェックを入れます。
これで設定完了です。
まずはTwitter DevelopersのCard validatorにアクセスしましょう。
《1》で設定済みのページURLを挿入。
Request Approvalをクリックして、必要な情報を入力して申請。
これで申請は完了です。
場合によっては、申請に数週間かかる場合もあります。以上でTwitterカードが晴れてあなたのWordpressに導入されました。
Twitterカードを実際に使うことで見えてくるメリットをまとめました。
《見た目で他のツイートと差別化できる》
特筆すべきは、Twitterカードで設定した情報にプラスして表示されるため、表示枠が広がり、情報量が増えることです。
リスティングでも「広告表示オプション」を追加すると画面の専有面積や情報量が増えます。それによりクリック率が上がるのですが、同様の効果が期待できます。
実際にTwitterカードを設定することで、他のツイートよりも差別化され、エンゲージメント率が向上したという報告もあります。
※エンゲージメント（ツイートのクリック、RT、お気に入り、リプライなど）
《記事を紹介するときツイート内容の自由度が高まる》
記事を投稿（ツイート）するとき、どのような内容を書くか悩むことも多いのではないでしょうか。Twitterカードを設定していれば記事の概要はTwitterカードが表示してくれるため、リンクさえ貼っておけばツイートで概要を書かずに済みます。また補足でツイートするにしても内容の自由度が高くなりますね。
Twitterカードを設定した後に、やっておくべきこと以下にまとめました。
2014年に一般向けに公開されたTwitterアナリティクス。自分のツイートの影響力を数値で詳しく分析することができます。Twitterアナリティクスにアクセスした後のツイートからカウントを始めるので、ぜひ早めにアクセスしておくのをおすすめします。
Twitterカードには様々な形式があります。デフォルトは「Summary Card」ですが、他の種類の1つに「Large Image Summary Card」というものがあります。これは名前通り、写真が大きく表示されるタイプのTwitterカードです。アイキャッチ画像を目立たせたい場合は、こちらのタイプを設定することおすすめします。
最初にTwitterカードの設定をするかしないかによって、ツイートの見え方が大きく変わります。特に画像のあるツイートはユーザの目を引きます。Twitterを利用するにあたっては、真っ先に設定しておくべき機能と言えるでしょう。ぜひTwiterカードを活用して、エンゲージメント（フォロワーとのつながり）の向上を狙ってみましょう。
<著者プロフィール>
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