BtoB企業がWebサイトを活用する際に、大きな壁となるのがコンテンツです。
すぐれたコンテンツの提供こそがマーケティング上もっとも重要になる時代において、企業サイトのライバルは競合企業のサイトだけでなく、世の中全ての“コンテンツ”と言っても過言ではありません。
※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。
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【目次】
企業に属するのは会社員としての個人ですから、BtoBというビジネス領域であっても目の前の顧客は「個人ユーザー」であるというアプローチから始めることが成功のポイントとなります。
ターゲットとどのような関係性を築くのかを考える際、「いかに興味を持ってもらうか、いかに楽しませるか、いかに記憶に残せるか」が課題となります。
”人は音だけの情報からでは20%、視覚だけの情報からは30%しか覚えていないが、視覚と音の双方の情報取得では70%を記憶している。”
そのための効果的・効率的な手段(コンテンツ)として、今回はBtoB企業の動画活用事例をご紹介します。
作成した動画を宝の持ち腐れにしては勿体ないところ。まずは作成前に最低限押さえておきたいポイントをご紹介します。
「BtoB企業での動画活用」と言っても、その用途は多岐に渡ります。認知を獲得するためなのか、サービスの理解を促すためなのか。何を目的として動画を作成するのかを明確にしましょう。それによって、動画の構成や最適な告知方法は変わります。
動画を作ったからといってユーザが自然に集まるわけではありません。
Webサイトに訪問したユーザをうまく誘導したり、FacebookページやTwitter、メールマガジン等で告知し、動画への導線を設けましょう。
ユーザの導線を想定し、Webサイト内のわかりやすい位置(画面上部やファーストビューエリア)に大きく表示しましょう。
動画を視聴してくれた見込み顧客に次にどんな動きをして欲しいのか、は予め想定しておきましょう。サービス紹介ページへのリンクやお問い合わせフォームへのリンクなど、次の導線がないと、動画を閲覧後その場で離脱してしまいます。
製品やサービスの価値をわかりやすく、面白く伝え、親しみを持たせた事例です。会社として伝えたいこと、自社の強みなどを動画ならではの「動き」を持たせて表現すれば、自然と映像に引き込まれていきます。
営業担当者の商談の現場でも活用できる動画です。複雑な商品特性や正しい利用法を直感的に訴求しています。
製品の機能紹介ではなく、世界観を訴求した動画です。IT系商材を扱う会社での活用事例が増えており、海外サイトではトークノートさんのようにキービジュアルで掲載するのが一般的になっています。
文字ベースでのお客様インタビューに加え、動画でのお客様インタビューを公開しています。セールスフォース・ドットコムでも同様に多数のお客様インタビューを動画で公開しています。
セミナーを動画で配信しています。当日日程が合わず参加できなかった方、地方の会社に対しても有効な見せ方です。ウェビナー(ウェブ上で行われるセミナー)は今後ますます増えていくでしょう。
アルミニウムを素材としたダイカスト製品を製造している同社のコンセプトは、「どこよりも良い品を、どこよりも廉く–」。
その理念を具現化しているのが「ダイカストの一貫生産システム」動画です。不良品撲滅とコストの削減という一見相反する理念も、理念を実現するための取り組みを外部に対して示す意味でもこの動画は重要な意味を持っています。
メーカーでは、製品納入後のメンテナンスがビジネスの中で重要な位置を占めます。製品メンテナンスは、いままで人が出向いて行ったり、メンテナンス方法を紹介したCDや冊子を配布している企業が多かったですが、昨今はWeb上の動画で紹介する企業が増えています。